みてる みてる 無くなる死ぬ 【用例】道具屋のおっちゃん、こじゃんと元気やったに、年末に風邪引いてみてたと。(この用例のように語尾に「と」が付くと、人から聞いた意を表す)【訳】道具屋のおじさん、とても元気だったのに、年末に風邪引いて亡くなったようだ。
ましゃくにあわん ましゃくにあわん 適合しない無用無理 (「間尺にあわん」だと思われる。) [用例] そのちんまい鉋で、ここにならんじゅう柱を全部削るつもりかよ。そりゃあ、ましゃくにあわんぜよ。 [訳] その小さな鉋で、ここに並んでいる柱を全部削るつもりか?それは無理というものです。
もがる もがる 簡単には従わない屁理屈を付けてでも相手に同意しない [用例] これっぱあ、みんなあが言うてもいかんがかよ。しょう、もがるのう。[訳] これくらい、みんなが言ってもだめですか?なかなか、同意しませんねぇ。
もじゃくる もじゃくる 紙などをぐしゃぐしゃに丸める [用例] 「おまんにラブレターみたいなもんがきちょったぜよ。」 「あて、あの人すかんきに、もじゃくってすてた。」[訳] 「おまえにラブレターみたいなものが届いていたよ。」 「わたし、あの人が嫌いなので、丸めて捨てた。」
むさい むさい むさくるしい(土佐弁でないかも知れない) [用例] おんしゃあ、風呂へはいりゆうかよ。その服もいっつもきいちゅうし、まっこと、むさいぜよ。 [訳] お前、風呂へ入ってるのか?その服もいつも着ているし、本当にむさくるしい。 「おんしゃあ」というのは「おんしは」のもっと親しい言葉。もともとは「おぬしは」だったと推察する。