ざっとしちゅう ざっとしちゅう 雑である礼儀正しくないきちんとしてない 【用例】おまん、それで、挨拶もせんと帰ってきたがかよ。ざっとしちゅうのう。【訳】おまえ、それで、挨拶もしないで帰ってきたのか。礼儀正しくないね。
とっと とっと とっても(主に距離が長いことばを修飾する) 【用例】猫がおらんなったと思うて、探しよったら、とっと向こうまで行っちょった。 【訳】猫がいなくなったと思って、探していたら、とっても遠くまで行っていた。
たき たき 丈 【例】「あんたのズボン、ちっくと、たきがながいがとちがうかえ」 「なに言いいう。これ、パンタロンいうがぜよ」 【訳】「お前のズボン、少し、丈が長いんじゃない」 「なにを言ってる。これ、パンタロンというんだよ」
とうがたつ とうがたつ 若い頃をすぎる(土佐弁固有の言い方ではないかもしれない) 【例】あの娘は、芸姑にするには、ちっと、とうがたっちゅうにゃあ。 【訳】あの娘は、芸姑にするには、少し、歳が行き過ぎている。
わやにする わやにする 馬鹿にするだいなしにする 【例】「おまん、その服、どこぞでパクってきたがと違うかよ。」「わやにしなや。毎日貯金して、ようようこうたがやき。」 【訳】「おまえ、その服、どこかで万引きしてきたのじゃないのか。」「馬鹿にするなよ。毎日貯金して、やっとの事で買ったんだから。」
字引 字引 辞書・辞典 (特に土佐弁というわけではないと思われるが、昭和の時代は辞書と言うより、字引というほうが多かった) 【例】なんでも、すっと、人にきかんと、自分で字引をひきや。 【訳】なんでも、すぐに、人に聞かないで、自分で辞書で調べなさい。