しな

行きしな→行く途中 (行きし」とも言う)
帰りしな→帰る途中 (帰りし」とは言わない)
寝しな→寝る直前

「しな」という言葉は、ある点からある点までの途中を表している。
これは関西弁圏でも使われることが多い。

【用例】
あんた、四万十川まで行くがやったら、帰りしなに親戚の家へ寄って、このお酒を置いてきちゃってや。

【訳】
あなた、四万十川まで行くのだったら、帰りに親戚の家に立ち寄り、このお酒を置いてきてあげて。



【用例】
あんた、まだ起きちゅうがやったら、寝しなにお風呂のお湯を抜いちょってや。

【訳】
あなた、まだ起きているのだったら、寝る前にお風呂のお湯を抜いておいてね。

かつえる

かつえる

飢える
お腹が空いて仕方がない

【用例】
おばあちゃん、3日ぶりに帰ってきたと思うたら、丼飯2杯も食べたぜよ。
よっぽど、かつえちょったがやねえ。
(古語が残っているもので、一概に土佐弁とは言えないかもしれない)

【訳】
おばあちゃん、3日ぶりに帰ってきたと思ったら、丼飯2杯も食べたよ。
余程、お腹が空いていたんだね。

ざっとしちゅう

ざっとしちゅう

雑である
礼儀正しくない
きちんとしてない

【用例】
おまん、それで、挨拶もせんと帰ってきたがかよ。ざっとしちゅうのう。
【訳】
おまえ、それで、挨拶もしないで帰ってきたのか。礼儀正しくないね。


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